アテネ2004
日本代表選手団公式服装
テーマはSHOW YOUR COLORS〜あなたらしさを、思う存分発揮してください
(財)日本オリンピック委員会(JOC)と(株)ファーストリテイリング(ユニクロ)は、6月9日(水)、8月13日からアテネで開催される第28回オリンピック競技大会(2004/アテネ)で日本代表選手団が着用する公式服装を発表しました。
ユニクロは、第19回オリンピック冬季競技大会(2002/ソルトレークシティー)に続き、公式服装を日本代表選手団に無償提供します。
公式服装はJOC内にアテネオリンピック日本代表選手団公式服装選考委員会が設置され、委員長に竹田会長が就任。小谷実可子、陣内貴美子、鈴木大地、古賀稔彦の4名のオリンピアンが選手の立場からの意見を反映させるために委員として参加。デザインは世界的デザイナーの髙田賢三氏が担当しました。
アテネオリンピック公式服装のテーマは「SHOW YOUR COLORS〜あなたらしさを、思う存分発揮してください」というもの。
選手の一人ひとりが個性を主張しながら、日本代表としてのチームの統一感もあるという、両極のものの融合を表現するデザインを完成させました。
髙田賢三氏は、ユニフォームにプリントを採用したのは画期的なこと。組み合わせによっていくつものパターンが作り出せる多様性、チーム全体を見た時に日本は元気だというパワーが感じられることをコンセプトとしたそうです。発表された3種類の公式服装に共通するのは、髙田氏が持つ日本のイメージカラー「白」「朱」「黒」の3色を基調としていることです。
また髙田氏は「この公式服装デザインという機会が得られたことを光栄に思い、この服を選手が着ることがパワーになってくれることを期待しています。プレッシャーはオリンピックが終わるまで続くと思いますが、開会式でフレッシュなパワーを見ることができれば本当に嬉しい」と話しました。
式典用公式服装は、イメージカラー「白」「朱」「黒」を、ベーシックでシンプルに表現した。男性のジャケットは黒、内側のライナーは朱、アクセントとして、ネクタイは朱のぼかしに桜があしらわれています。女性用は真紅のジャケットで、男女ともシャツとパンツは純白。シンプルに徹することで、選手の個性を前面に出すことを目的としたデザインになっています。
移動用公式服装は、着心地がよく軽く、しわにならない機能性を重視。長時間の移動でも気にならない、疲れを残さないことをコンセプトとしてデザインされました。Tシャツとパンツは白、パーカと帽子は表が黒、内側が赤。ショルダーバッグも用意されています。
開会式用公式服装は白を基調として、シャクヤクの花柄プリント、さし色に明るいピンク、グリーン、イエローを取り入れたもの。男性用4タイプ、女性用5タイプを用意。ユニフォームの堅いイメージを払拭し、清潔、シンプル、カジュアル、元気が出て、品があるというデザインコンセプトを持っています。夜とはいえ暑いであろうアテネの夜に日本伝統の夏の小道具、団扇(うちわ)も登場します。カジュアルなデザインのものだけでなく、上下とも白のスーツも用意されています。選手団が、この日のために選んだそれぞれの1着を身にまとって入場すると、遠景ではその姿が面として広がり、躍動感と一体感が生まれると髙田氏は計算しています。
ユニクロでは日本代表選手団公式服装の一部をレプリカ商品として販売しています。商品は男女各移動用パーカ(各¥7,990/ネット販売のみ)とカットソー(各¥1,000、女性用3型/男性用1型)の4アイテム。同時に日本代表選手団応援ウエアとしてカットソーを3種類販売しています。全国のユニクロ店舗、インターネット店、モバイル店で展開中。http://www.uniqlo.com/