10月29日(土)から11月6日(日)までの9日間、中華人民共和国特別行政区マカオで開催される第4回東アジア競技大会に出場する日本代表選手団の結団式が、10月25日(火)、都内のホテルで行なわれた。
式典は国歌斉唱の後、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田会長が「この競技大会は東アジア地域の国際競技力向上を目的に、日本の呼び掛けで開催されるようになった。昨年のアテネオリンピックでの金メダル獲得数は世界の中でも中国2位、日本5位、韓国9位と、東アジアの国々が着実に実力をつけてきていることを証明した。北京オリンピックへ向けた新たな戦いはすでに始まっている。この大会が来年のドーハ・アジア競技大会、3年後の北京オリンピックへつながる活躍を期待する」と挨拶した。
続いて日本代表選手団の福田富昭団長、櫻井孝次総監督、徳永悠平主将(サッカー)、中西悠子旗手(競泳)、各競技団体の選手団が紹介された。
団旗授与では秩父宮殿下よりご下賜の団旗は竹田JOC会長より福田団長へ、福田団長から徳永主将介添えのもと、中西旗手に手渡された。
ご来賓の文部科学省スポーツ・青少年局の素川富治局長から中山成彬大臣の激励の言葉が、また駐日中華人民共和国大使館の程永華公使は「マカオ特別行政区成立以来最大のスポーツイベントに参加する大選手団を歓迎する。スポーツを通して友情を深めて欲しい」という祝辞を選手団に贈った。
日本選手団を率いる福田団長は「第4回東アジア競技大会は17競技235種目が行なわれるが、日本はクレー射撃を除くすべての種目に479名で挑む。今回の特徴は、既存の宿泊施設を利用するため選手団が一堂に会するチャンスが少ないことが挙げられる。役員は各所へ足を運び、みんなと一緒に一致団結して戦う。選手にはチームジャパンの一員として、フェアプレーを遵守し日本を代表する国際人として誇り高いふるまいを期待する。どんな環境にも対応できる逞しい精神と、最後まで力を出して戦い尽くすことがドーハ・アジア大会と北京オリンピックでの活躍につながる」と選手を激励し、会場には選手に温かい応援を、と呼びかけた。
式典最後には徳永主将が、中西旗手介添えのもと決意表明を行なった。
第4回東アジア競技大会(2005/マカオ)には、中国、中国特別行政区マカオ、北朝鮮、モンゴル、中国特別行政区香港、チャイニーズ・タイペイ、日本、グアム、韓国の9つの国と地域が参加する。
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