日本オリンピック委員会(JOC)が行っているトップアスリートの就職支援ナビゲーションシステム「アスナビ」を活用し、ライフル射撃/ピストルの小西ゆかり選手が『飛鳥交通株式会社』に採用されたことが4月2日に発表されました。小西選手は4月1日付で同社に入社しています。
アスナビでの採用は、第一三共(株)の古賀淳也選手(水泳・競泳)、キッコーマン(株)の上田春佳選手(水泳・競泳)及び竹下百合子選手(カヌー)、テクマトリックス(株)の下大川綾華選手(フェンシング)、(株)フォーバルの朝日健太郎選手(ビーチバレー)、大林組(株)の家根谷依里選手(スキー・スノーボード)に続き、今回で7人目です。
小西選手は、これまで7回開催された「アスナビ説明会」の内、昨年2月の東京商工会議所、9月の社団法人関西経済同友会、今年2月の公益社団法人経済同友会及び3月の北海道経済連合会(ビデオ登場)の4回を通じて、参加企業に対し競技や就職への思いをアピールしてきました。
2004年のアテネオリンピックに出場した小西選手は、2010年の世界選手権において4位に入賞し、すでに2大会ぶりとなるロンドンオリンピックの出場権を獲得。現在は数カ月後に迫ったオリンピックでのメダル獲得を目指し、海外遠征や国内強化合宿にて調整しています。
採用が決まった小西選手は、「2009年に自衛隊を退職後、個人で競技を続行し、2010年にロンドンオリンピック出場が内定しました。その後、就職活動をしながら競技を続けてきましたが、この度、アスナビの支援活動を通じ、飛鳥交通株式会社に入社できることとなりました。ロンドンオリンピックでのメダル獲得に向け、不安材料を取り除いた環境で競技ができますのも、お力添え頂きました皆様のおかげです。心から感謝申し上げます。ご縁がありました飛鳥交通株式会社の一員となり、射撃競技の持つ正確性や高い信頼性を活かし、企業のイメージアップなど自分にできる限りの貢献をしたいと思います。感謝の気持ちをモチベーションに繋げていき、社会人としても競技者としても更なる成長を遂げられるよう精進していきたいと思っています」とコメントを発表しました。
JOCでは今後も、一人でも多くの選手と一社でも多くの企業が、双方にとってプラスになる雇用関係を実現できるよう「アスナビ」を通じた就職支援を行っていきます。
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