日本オリンピック委員会(JOC)は6日、福島県喜多方市の押切川公園スポーツ広場および押切川公園体育館、喜多方市民プールで「2014オリンピックデーラン喜多方大会」を開催しました。
オリンピックデーランは、6月23日のオリンピックデーを記念し、オリンピック・ムーブメントの普及・啓発を目指して全世界で行われているオリンピックデーイベントの一つです。日本では、オリンピアン(オリンピック出場経験者)と参加者がジョギングを中心としたさまざまなプログラムを楽しむイベントとして、1987年より全国各地で実施しています。
2014年度1回目の開催となった喜多方大会には、のべ1,710名が参加。当日は好天に恵まれ、オリンピックふれあいアンバサダーの荻原次晴さん(スキー・ノルディック複合)をはじめ、田中光さん(体操競技)、楠田香穂里さん(バスケットボール)、柴田隆一さん(競泳)、三科真澄さん(ソフトボール)という5名のオリンピアンとともに、約2kmのジョギングやトークショー、サイン会などで交流をしました。
開会式では主催者のあいさつ等に続いて、荻原さんがトーチを、ほか4名のオリンピアンがJOC旗を持って入場し、参加者からの大きな拍手で迎えられました。オリンピアンの紹介後はマクドナルドのマスコットキャラクター、ドナルドが登場して「ドナルド体操」と名づけられた準備体操を実施。オリンピアンは早速子どもたちの中に入り、和やかなムードで体をほぐしました。
体が温まってきたところでいよいよジョギングがスタート。スタート地点の記念撮影に続いて3つのグループに分かれ、約2kmを走りました。オリンピアンは走りながら参加者と会話をするなど終始笑顔を見せ、ゴール後にはハイタッチで参加者を出迎えました。
荻原さんの司会進行によるオリンピアントークショーでは、「1964年東京オリンピックから50年」「2020年東京オリンピック・パラリンピック」といった話題のほか、各オリンピアンが自身の経歴や競技への思いを語り、子どもたちは熱心に耳を傾けていました。オリンピアンがその場で質問用紙を引き当て、参加者がステージ上で直接オリンピアンに質問をするコーナーに続いて○×クイズとサイン会を行い、午前の部は終了しました。
また、今年度は新たに「ドナルドスペシャルプログラム」という日本マクドナルド株式会社提供による体験型食育ゲームをイベント開催中に随時実施(ジョギング開催時を除く)。巨大ビッグマックの模型を使用し、どんな食材が入っていて体にとってどんな働きをするのかを、ドナルドと一緒に楽しみながら学ぶコーナーが設けられました。
午後は柴田さんによる水泳教室、三科さんによるソフトボール教室、楠田さんによるバスケットボール教室が開かれ、オリンピアンがお手本を見せながらアドバイスを行いました。基礎練習から実践練習、さらには競技への取り組み方など盛りだくさんの内容で、参加者は充実した時間を過ごした様子でした。
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