日本オリンピック委員会(JOC)は10月26日、長野県長野市の南長野運動公園で「2014オリンピックデーラン長野大会」を開催しました。
オリンピックデーランは、6月23日のオリンピックデーを記念し、オリンピック・ムーブメントの普及・啓発を目指して全世界で行われているオリンピックデーイベントの一つです。日本では、オリンピアン(オリンピック出場経験者)と参加者がジョギングを中心としたさまざまなプログラムを楽しむイベントとして、1987年より全国各地で実施しています。
今回の長野大会にはのべ1,363名が参加。長野オリンピックで使われた聖火台など多くの記念品が残る会場で開催されました。
参加オリンピアンは、オリンピックふれあいアンバサダーを務める荻原次晴さん(スキー・ノルディック複合)、伊藤華英さん(水泳・競泳)をはじめ、田中光さん(体操競技)、小林晋さん(ライフル射撃)、新谷志保美さん(スピードスケート)、阪本章史さん(自転車・BMX)の計6名。すっきりと晴れ渡った空の下、5kmと3kmに分かれたジョギングと3kmのウォーキング、トークショーなどを楽しみました。
開会式では、JOC旗に続いて聖火をイメージしたトーチが観客の中央から登場。オリンピアンがハイタッチをしながらトーチを運ぶというこれまでになかった演出に会場全体が大きく沸きました。続いて三石正俊NBS長野放送代表取締役専務があいさつを行い、竹田恆和JOC会長のメッセージを佐藤征夫JOC理事が代読。さらに長野市教育委員会の小山伸一体育課課長、長野市スポーツ推進委員協議会の宮澤俊弘会長が紹介されました。
「ドナルド体操」と題した準備体操で体をほぐしたあとは、メーンイベントであるジョギングとウォーキングが行われました。5kmのジョギングには荻原さん、田中さん、小林さんが、3kmのジョギングには伊藤さんと阪本さんが、3kmのウォーキングには新谷さんが加わり、参加者はゴールでオリンピアンに迎えられながら、それぞれのペースでプログラムを楽しんでいました。
オリンピアンによるトークショーでは、冒頭に田中さんと阪本さんによるデモンストレーションを実施。阪本さんが自転車を自在に操りながらウィリーやジャンプのパフォーマンスを披露すると、場内からは大歓声があがりました。
また、オリンピアンへの質問コーナーでは、50を超えて寄せられた質問から、選手の食生活とライフル射撃の小林さんへの質問の2つが選ばれました。
質問が選ばれた参加者にはオリンピアン全員との記念撮影権やサイン入り色紙などがプレゼントされ、最後はサイン会も開催されました。
大会開催中は日本マクドナルド社による食育ゲーム「ドナルドスペシャルプログラム」のほか、リュージュ体験コーナーなど、随時参加できるプログラムも用意されました。また、開会式ステージ上に設置されたトーチ台は、記念撮影スポットとして常に多くの参加者で賑わっていました。
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