日本オリンピック委員会(JOC)が行っているトップアスリートの就職支援ナビゲーション「アスナビ」を活用し、アーチェリーの佐藤真奈美選手が「株式会社テレビ大分」に、フェンシングの大石栞菜選手が「山九株式会社」に、パラリンピック・卓球の板井淳記選手が「旭化成株式会社」に採用されました。(佐藤選手、大石選手が2015年4月1日付、板井選手が2015年2月16日付入社予定)
今回でアスナビを通じた採用は42社/団体57名となりました。※詳細は下記、リンク先の「アスナビ」ページをご参照ください。
大分県出身の3選手は10月8日に大分市内で行われた企業説明会に参加。各選手の熱意が届き、いずれも九州にゆかりのある企業から内定を受けました。
大分東明高在学時に国体優勝などの実績を持つ佐藤選手は、地元大分を拠点にオリンピックを目指したいという思いのもと、説明会で「大分の方たちに応援してもらえる選手になりたい」とプレゼンテーションを行いました。
今回の採用で希望がかない、「大分県に帰っても頑張れる環境を作っていただけたことに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。自分の夢を応援してくださる企業の皆様に恩返しをしていけるように精一杯頑張っていこうと思います」と新たな環境でのトレーニングに意気込みを示しました。
大石選手は昨年都内で行われた2つの説明会にも参加。フェンシングを通して学んだことや、フルーレからエペに種目転向してオリンピックを目指していること、自身の強みなどを積極的にアピールしてきました。
オリンピックという目標に向かって努力をし続ける姿勢が社訓のひとつである「公言実行」と重なったことが同社の採用につながり、「山九株式会社さんの名前の由来でもあります、『ありがとう』の感謝の気持ちを忘れず、競技に取り組みたいと思います」とコメントし、さらなる努力を誓いました。
2012年ロンドンパラリンピックに出場した板井選手は、2020年東京パラリンピックでの金メダル獲得を目指すと同時に、説明会では「私がプレーし、もっとたくさんの方に知ってもらうことで、障がい者卓球をスポーツとして楽しみ、魅力あるものにしていければと思います」と競技の認知や普及についてもコメントしていました。
今回の内定を受け、「あきらめず挑戦する姿を1人でも多くの方に知ってもらい、夢や希望を持っていただけたらと思います」と意気込みを語り、他競技でも多数の実績を持つ企業のサポートを受けて地元大分を拠点にトレーニングができることに対し、感謝の言葉を述べました。
JOCでは今後も一人でも多くの選手と一社でも多くの企業が、双方にとってプラスになる雇用関係を実現できるよう「アスナビ」を通じた就職支援を行っていきます。
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