北京2022冬季大会のスキー・ジャンプ男子ノーマルヒルで金メダル、ラージヒルで銀メダルを獲得した小林陵侑選手が15日、記者会見に出席し、すべての出場種目を終えた現在の心境を語りました。
■「力通りに出せた大会だった」
――2つのメダル獲得含めてすべての競技を終えた感想をお願いします。
やっとこのハイプレッシャーの期間が終わって、ホッとしているというのが率直な今の気持ちです。ただ、すぐにW杯に戻るので、そこでも自分がどんなパフォーマンスができるか楽しみです。
――いつからプレッシャーを感じ始めて、期間中に波もありましたか?
いつからかは覚えてないですが、終わってみてホッとしているので、振り返るとハイプレッシャーだったなと感じています。
――前回のオリンピック後はすごく悔しいとお話されていましたが、今回はどういった感情が最も大きいでしょうか?
嬉しいですね。この4年間たくさんの方に支えられて、たくさんの方から刺激を受けて自分を高めてこられたので、すごく嬉しいです。
――これからW杯も再開して、来年には世界選手権もありますが、次の夢は?
あまり考えてはいないですけど、世界記録のジャンプを飛びたいですね。254mくらい?(笑)
――スキー・ジャンプファン以外の方からも小林選手への注目が集まっていますが、想像以上の反響でしたか?
何も想像はしていなかったのですが、やはりオリンピックはいろいろな方が観てくれているので、たくさんの方に見て頂いたなと感じています。
――前回のオリンピックは自分の力以上が出たと話していましたが、今大会はいかがでしょうか?
今回は力通りに出せたのではと思います。ここに入るまでのW杯はすごく苦しかったですが、ちゃんとここに(ピークを)持ってくることができたので良かったです。
――オリンピックは学ぶべきものが多い大会とおっしゃっていましたが、今大会で感じたことは?
たくさんの人が応援してくれて、支えてくれて遠征もできていると感じますし、改めてすごいことだなと感じました。
――昨日の団体戦が終わった後、個々の選手が何を感じるかだとお話していましたが、選手間でどういったことを共有されましたか?
僕も前回大会で悔しい気持ちを味わったのですごく分かるのですが、(中村)直幹も「このままじゃいけない」という気持ちがあるようで、すごく昨日は考えていました。ここからやっていくしかないなと2人で話していました。
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