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2023.01.11 国際総合競技大会

FISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ(2023/レークプラシッド) のTEAM JAPAN選手団出発式を実施

FISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ(2023/レークプラシッド) のTEAM JAPAN選手団出発式を実施
FISU冬季ワールドユニバーシティゲームズの出発式で決意表明する主将の森重航選手(上)と旗手の渡邉愛蓮選手(下)(写真:アフロスポーツ)

 1月12日から22日までアメリカ合衆国のレークプラシッドで開催されるFISU冬季ワールドユニバーシティゲームズに出場するTEAM JAPAN選手団(以下、選手団)の出発式が1月8日(日)、グランドプリンスホテル新高輪で行われました。式には選手団208名(選手138名、監督・コーチ等64名、アディショナルオフィシャル6名)のうちオンライン参加者も含めて約150名が出席しました。本大会で着用するオフィシャルスポーツウェアはTEAM JAPANゴールドパートナーである株式会社アシックスが制作しました。

 今回の出発式は2部構成で実施され、第1部の最初に登壇した山下泰裕JOC会長が過去最多の208名の選手団の派遣にあたって協力いただいた関係団体、学生連盟などに感謝を述べると、「選手たちはどのような環境下でも最高のパフォーマンスを発揮できるように最善を尽くしていただきたいと思います。日本代表として誇りを胸にそれぞれの目標に向かって思いきりチャレンジしてほしいと思います。そして、その経験を糧にさらに上のステージに向けて大きく飛躍成長されることを期待しています」とメッセージを送りました。

FISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ(2023/レークプラシッド) のTEAM JAPAN選手団出発式を実施
山下泰裕JOC会長が挨拶(写真:アフロスポーツ)
FISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ(2023/レークプラシッド) のTEAM JAPAN選手団出発式を実施
星野一朗JOC専務理事が開会の挨拶(写真:アフロスポーツ)

 次に、星野一朗JOC専務理事が開会の挨拶として、FISUワールドユニバーシティゲームズがこれまでユニバーシアード競技大会という名称で長く親しまれてきたことを説明。2021年の夏季大会から名称が変更となり、今回が初めての大会であることから「記念すべき大会に参加する皆さんにはTEAM JAPANの一員としての誇りと自覚を持ち、正々堂々と全力で競技に挑み、国際親善にも寄与していただきたいと思います。そして、次のオリンピックとなる2026年ミラノオリンピックにつなげていただくことを期待しています」とエールを送りました。

 続いて、選手団の伊東秀仁団長が挨拶し、「この大会は競技力の向上のみならず参加地域との友好を深め、国際親善に寄与するという目的があります。皆さんは世界各国・地域の方々と交流を図り、競技を越えて情報交換を活発に行える人間力を備えた国際人として成長するための良い機会としてください。また、TEAM JAPANとしての自覚と誇りを持ち、行動規範を遵守し、自覚ある行動をしてください」と呼びかけました。

FISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ(2023/レークプラシッド) のTEAM JAPAN選手団出発式を実施
伊東秀仁団長が選手団を代表して挨拶(写真:アフロスポーツ)

 次に、本大会の主将、旗手が紹介され、旗手を務める渡邉愛蓮選手(スキー/アルペン)から「日本代表として旗手として、この大会に参加できることを誇りに思います。この名誉とここまで支えてきてくださったすべての方への感謝の上に、悔いのない全力のパフォーマンスをしていきます。応援よろしくお願いします」と述べました。
 主将を務める森重航選手(スケート/スピードスケート)からは「名誉ある日本代表に選ばれたことを誇りに思い、自覚と責任を持ち、行動規範を遵守し、TEAM JAPAN一丸となって競技に挑みます。また、他国の学生たちと触れ合える機会を大切にし、参加各国、地域との友好親善に努めてまいります。そして応援してくださる方々への感謝の気持ちを胸に2026年ミラノオリンピックにつなげられるよう、日頃の努力を存分に発揮し、全力で挑んでいきます」と主将として決意表明しました。

FISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ(2023/レークプラシッド) のTEAM JAPAN選手団出発式を実施
先輩メダリストの髙木美帆選手(上)と平野優芽選手(下)から応援メッセージ(写真:アフロスポーツ)
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尾縣貢JOC選手強化本部長が閉会の挨拶(写真:アフロスポーツ)

 次に、先輩メダリストからビデオで応援メッセージが送られ、第26回ユニバーシアード冬季競技大会(2013/トレンティーノ)で金メダルを獲得した髙木美帆選手(スケート/スピードスケート)から、「4年後、8年後のオリンピックで日本を背負って闘うのはきっと今の皆さんだと思います。失敗を恐れずに存分に対峙してきてください」とエールを送りました。また、第30回ユニバーシアード競技大会(2019/ナポリ)でラグビーフットボール女子の主将を務め、金メダルを獲得した平野優芽選手から「練習の成果をしっかりと発揮できるように頑張ってもらいたいと思います。また、競技はもちろんですが、競技以外でもさまざまな選手との交流や大会を存分に楽しんできてほしいと思います。皆さんの活躍を日本から応援しています」とエールが送られました。

 最後に尾縣貢JOC選手強化本部長が閉会の挨拶に立ち、出場権を獲得した選手へ敬意を表すとともに「日本代表として本番では持てる力を全て発揮して全員が輝いてください。また、TEAM JAPANの一員として自覚と誇り、喜びを胸に競技だけではなく他国の選手たちとの交流などを通して人としても成長してもらいたいと思います。この大会は皆さんの経験を高めるだけではなくて、人としての成長も見込まれます。この機会を有効に活用していただければと思います」と呼びかけ、第1部を締めくくりました。

 第2部ではインテグリティ教育研修が行われました。上田大介JOC選手強化本部インテグリティ教育ディレクターから本大会の編成方針が説明され、選手ごとに大会で実現したいこと、取り組みたいこと、期待されていることの3点を考える時間が設けられました。その後、代表者が全体で決意表明し、研修は終了しました。

 最後に、TEAM JAPANオフィシャル パートナーの味の素株式会社から「大会期間中の食事について」をテーマに講義が行われました。試合前のコンディショニングやベストパフォーマンスを発揮するための栄養素、補食の役割などの説明が行われ、第2部が締めくくられました。

 本大会は1月12日から1月22日までの11日間開催され、日本は5競技85種目に参加します。

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