【パリ共同】パリ五輪第13日の7日、レスリングで男子グレコローマンスタイル77キロ級の日下尚(23)=三恵海運=が金メダルを獲得した。60キロ級の文田健一郎(28)=ミキハウス=に続く優勝で、一大会でグレコの日本勢が複数の金メダルを手にするのは1964年東京五輪以来、60年ぶり。フリースタイルを含めて日本勢の最重量級での制覇となった。
女子53キロ級の藤波朱理(20)=日体大=は決勝に進んで銀メダル以上を確定させた。同50キロ級で2連覇を逃した須崎優衣(25)=キッツ=は3位決定戦を制して「銅」。
陸上男子で3000メートル障害の三浦龍司(22)=SUBARU=は8位だった。同110メートル障害は村竹ラシッド(22)=JAL=が日本勢初の決勝に進出した。
卓球の男子団体準決勝で前回3位の日本はスウェーデンに敗れ、3位決定戦に回った。アーティスティックスイミング(AS)のチームは5位でメダルを逃した。ゴルフ女子の第1ラウンドで山下美夢有(23)は7位、笹生優花(23)は46位。
日下尚の話 夢を見ているようだ。最高に楽しい6分間だった。このために小さい頃からきつい思いを乗り越えてやってきたので、本当に優勝できて良かった。プラン通りの試合展開ではなかったが、マットに上がったら誰も助けてくれないし、信じるのは自分と過去の練習量。やってきた全てを信じて、自分自身を奮い立たせて前に出続けた。
須崎優衣の話 初戦で敗れてから本当に苦しい2日間だったが、周りの方々が背中を押して立ち直らせてくれた。負けたにもかかわらず信じてくれ、励ましてくれた方々に感謝したい。五輪チャンピオンになる姿をもう一度、見てもらえるようにこれからの4年、頑張っていきたい。
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