競泳女子個人メドレーの大橋にとって、2冠に輝いた東京五輪での心残りが、新型コロナウイルス禍で無観客だったことだった。家族ら関係者の前で大舞台に立ちたいとの思いで現役を続け、迎えたパリ五輪。200メートル個人メドレーで目標の決勝進出は果たせなかったが、大観衆の前で泳ぎ「心の底から楽しめた」と涙ながらに語っていた。
身長175センチで、長いリーチを生かした泳ぎが特徴。高校時代は目立った実績はなく、東洋大で北島康介らを育てた平井伯昌監督の指導を受けて急成長した。
「夢に見ていた有観客の中で泳げた。やり残したことはなく、後悔なくやれた」。競技人生に区切りをつけることになった。(共同)
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