パリ2024大会の柔道競技団体で銀メダルを獲得した選手、選手が8月4日、記者会見を行い、競技終了から一夜明けての心境を語りました。
会見の冒頭、選手の前に置かれた輪島塗のタンブラーの紹介がありました。石川県輪島漆器商工業組合よりご協力いただき、今年1月1日の能登半島地震をパリで戦っているメダリストも忘れず、被災された方々も一緒に頑張ろうというメッセージが発信できたらという思いで用意されました。
■阿部一二三選手「喜びと悔しさを味わえたオリンピック」
――パリ2024オリンピックの感想を一言ずつお願いします。
橋本選手 まずはたくさんの応援、ありがとうございました。皆さんの応援のおかげで頑張れました。金メダルを目指してやってきましたが、団体戦の方では銀メダルでしたが、全ての力を出し切れたのかなと思います。このチーム一丸となって戦えたことを誇りに思います。ありがとうございます。
阿部(一)選手 このチーム一丸となって戦えたことを誇りに思います。たくさんの応援、本当にありがとうございました。自分自身2連覇を達成できたのですが、こんなにも喜びと悔しさを味わえたオリンピック、こういう経験ができたというのは僕自身しかいないと思うので、またさらに強くなった姿を4年後ロサンゼルス2028オリンピックで見せたいと思うので、これからもたくさんの応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました。
永山選手 本当にたくさんの応援ありがとうございました。目標の金メダルには届かなかったのですが、皆さんの応援のおかげで銅メダルを獲得することができました。この貴重な経験を生かして4年後、ロサンゼルス2028オリンピックで金メダルを目指して頑張るので、応援よろしくお願いします。
角田選手 たくさんの応援ありがとうございました。自分1人では絶対に勝ちきれなくて、たくさんの人に支えられてここまでやってこられたと思っています。いろいろと成長できる大会にさせてもらえて、様々な経験ができて良かったです。
阿部(詩)選手 たくさんの応援ありがとうございました。私自身非常に悔しいオリンピックになったのですが、それよりも大きなものを得たと思います。また次に向けて頑張りたいと思います。
舟久保選手 たくさんの応援ありがとうございました。私も悔しい大会になりましたが、メダルを獲得することができて良かったと思います。今回の経験を次に活かしていきたいと思います。
村尾選手 たくさんの応援ありがとうございました。僕も目指していた金メダルというのが獲得できなくて、悔しさの残る大会に終わったのですが、オリンピックでの借りはオリンピックでしか返せないと思っているので、4年後のロサンゼルス2028オリンピックで個人・団体ともに金メダルを獲得するために、また頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
永瀬選手 たくさんの応援ありがとうございました。自分の持てる力を全て出し切って金メダルを獲得でき、すごく充実した気持ちになっています。またこの経験を次に活かしたいと思います。ありがとうございました。
髙市選手 たくさんのご声援ありがとうございました。今は悔しさとやり切った気持ちでいっぱいです。これからの人生更なる高みを目指して頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
素根選手 たくさんの応援ありがとうございました。なかなか自分の思うような結果が出ずに、すごく難しい大会でしたが、たくさんの方々に支えていただいて畳の上で戦うことができました。本当にありがとうございました。
斉藤選手 本当に応援ありがとうございました。SNSなどを見ていて、様々な人に応援されていたのだと思い、ありがたい気持ちです。あとはそのような気持ちとともに悔しい気持ちが募って、だからこそ4年後ロサンゼルス2028オリンピックで、自分は個人団体ともに未熟な姿しか見せられなかったので、今度は必ず自分がチームを引っ張っていく、そして個人戦でも金メダルを獲得していく。必ず金メダルを日本に持ち帰って、恩返しをしたいです。本当にありがとうございました。
髙山選手 たくさんの応援ありがとうございました。個人戦ではメダルを獲得できずに悔しい結果に終わってしまいましたが、団体戦ではチーム一丸となって銀メダルを獲得できて、悔しさと嬉しさのオリンピックとなりました。本当にこのオリンピックは楽しかったです。応援ありがとうございました。
新添選手 たくさんの応援ありがとうございました。私もメダルを獲得するために頑張ってきたので、結果は出なかったのですが、それ以上に得たものがあったと思うので、出場できて良かったです。ありがとうございました。
――今大会を通じてどのようなことを得られたか。また、今後金メダルを獲得するためにはどのようなことが必要なのか。個人もしくは団体についてお答えください。
橋本選手 オリンピックという舞台で経験できたというのは、僕の人生においても非常にいい経験になりましたし、柔道の最高峰の大会ということで、やはりこの場所だなということを実感しました。今後、金メダルを獲得するためには、フランスというチームが本当に強かったので、フランスよりもさらに研究をしっかりしたりですとか、練習であったりとかをもう一度洗い直して、また高みを目指していくことが大事だなと思います。
阿部(一)選手 今回のオリンピックを見てもらったら分かると思うのですが、今の僕の全てが詰まったパリ2024オリンピックだったと思います。この全ての経験を活かして、ロサンゼルス2028オリンピックを目指して頑張りたいと思います。
角田選手 本当に諦めずにここまでやってきて良かったということを非常に感じています。やはり目標を持つということで、自分がきついときにここで諦めたらオリンピックで金メダルを獲得できないと思うことで、きついトレーニングも乗り越えてこられたなというのを非常に感じた1年間になりました。また、今後も戦っていく上で、やはりそのように目標を持って相手も対策してくると思うので、対策をされることの対策をしていけたらと思います。
阿部(詩)選手 私自身は負けという、一つの経験を得られたかなと思います。その負けをどう繋げていくかというのは自分次第だと思っているので、しっかりと受け止めて前を向いて進んでいきたいなと思います。
――(永山選手、阿部詩選手への質問)SNSの反応について、投稿する人に対してどうあってほしいかを教えてください。
永山選手 SNSの誹謗中傷など、選手は人生かけて必死に戦っているので、またそれを分かっていただいた上で投稿などをしていただきたいなと思います。
阿部(詩)選手 永山さんと同じ意見です。
――(阿部詩選手への質問)個人戦から団体戦までどのように精神面で調整を行ってきたか?
阿部(詩)選手 一番大切な言葉というのは身近な人の言葉だと思うので、普段からサポートしていただいている人たちの言葉を大切にして、団体戦までは調整練習だったり、日々の生活をしていました。
――SNSの投稿などは一切見ないように心がけていた?
阿部(詩)選手 見たくなくても目に入ってくるものではあったので、あまり気にせず、でも本当に1人1人が人生をかけて頑張っていることなので、温かい言葉が人としては嬉しいかなとは思いました。
――(阿部一二三選手への質問)食事のサポートが充実しているように見えたが、そういったことは力になったか?
阿部(一)選手 味の素株式会社様がTEAM JAPANをサポートしてくださりましたが、食事というのは選手にとっても非常に大切なものになってきます。これで僕たちのパリ2024オリンピックの柔道は終わりましたが、TEAM JAPANのサポートは金メダルだったと思います。
――(素根選手への質問)久留米市ではパブリックビューイングも行われていましたが、地元からの声援をどのように感じていましたか?また、地元に帰ったら何をしたいですか?
素根選手 日頃から地元の方々にはたくさん応援していただいているので、それがいつも力になっています。そして今回もたくさん応援していただいて期待に応えたかったのですが、今回はちょっとできなかったので、また次に向けて一つ一つ頑張っていきたいと思います。特にこれという食べたいものはないですが、久留米はすごく美味しいものもたくさんあるので、美味しいものを食べて実家でゆっくりして、たくさんの人に会って楽しみたいなと思っています。
――(斉藤選手への質問)最後の試合が終わった後、リネール選手から言葉をかけられているように見えましたが、何か言葉を交わしたのでしょうか?
斉藤選手 「Respect」と言われて、そのような選手では無いという意味で「ノー」と言ったのですが、相手はどのように受け止めたのかは分かりませんが、自分からリネール選手に「リスペクト」と伝え、「thank you」と言われて、あまり英語が喋れないので交わした言葉はそれだけです。
お気に入りに追加
関連リンク
CATEGORIES & TAGS