オリンピック
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ユースオリンピック日本代表選手団が集結、結団式を開催
JOCは、8月11日、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で、第1回ユースオリンピック競技大会(2010/シンガポール)日本代表選手団の結団式を開催しました。日本代表選手団のほか、来賓、JOC関係者、選手団家族、スポンサー、報道関係者など、約250名が出席し、チームジャパンとしての思いを集結しました。
結団式は、来賓として高井美穂文部科学大臣政務官、泉正文日本体育協会常務理事、猪谷千春国際オリンピック委員会委員を招き、開催。アテネオリンピック競泳女子800m自由形金メダリストの柴田亜衣さんが司会を務め、開始を通告した後、全員で国歌を斉唱しました。
主催者を代表して福田富昭JOC副会長から、日本代表選手団に選ばれた選手へのお祝いの言葉の後、「みなさんには、気持ちをひとつにチームジャパンとして戦っていただきたいと思います。この大会はジャック・ロゲIOC会長が提案され、オリンピックムーブメントを通じてスポーツ、教育、文化の融合を若い選手達に提供することを目的にしております。全力を尽くして戦うことはもちろん、各国・チームとの交流や、文化・教育プログラムを体験して、新たな人間力や国際人としての力を身に付けていただきたいと思います」と挨拶がありました。
その後、日本代表選手団の紹介に続き、秩父宮殿下よりご下賜の団旗が、福田副会長から竹田恆和団長(JOC会長)へ、五十嵐涼亮主将介添えのもと谷岡あゆか旗手へと授与されました。
続いて来賓の高井政務官から「文部科学省としましては、スポーツ、文化、教育の統合を目的とするこの大会は、極めて大きな意義をもつ大会と考えています。開会式には川端達夫文部科学大臣も出席し、選手団を訪問する予定となっております。選手のみなさんは、オリンピックの意義を実感されるとともに、卓越・友情・尊重の精神を学んで帰国されるよう祈っております」と祝辞が述べられました。
竹田団長は、関係者への感謝を述べたのち、「選手71名、役員34名の総勢105名で、新たなる歴史の1ページとなる大会に挑みます。ひとりひとりが全力を尽くして競技に挑み、世界へ躍進するための新たなステップを踏み出していただきたい。文化・教育プログラムにも積極的に参加し、世界各国・地域から参加する異競技のみなさんとの交流を通して、日本文化を発信し、永遠の素晴らしい友となるライバルを得ていただきたいと願っております」とあいさつ。また監督・コーチに対しては「選手が全力を出し切れるよう、サポート体制をしっかり整え、精神面でもフォローアップするようお願いいたします」と述べました。
五十嵐主将は「私たちは、記念すべき第1回ユースオリンピックの名誉ある日本代表選手団に選ばれたことを誇りに思い、行動規範を遵守し、チームジャパン一丸となり競技に挑みます。また文化・教育プログラムを通してグローバルスタンダードを体験し、From JAPANとして、日本の文化も発信できるように全力を尽くし、大会に臨むことを誓います」と決意表明を行いました。
日本代表選手団は、8月12日に日本を出発。14日から13日間にわたる熱戦に挑みます。
(写真提供:アフロスポーツ)
2010/05/11
バンクーバー冬季オリンピックの選手らが文部科学大臣顕彰・表彰式に出席
バンクーバー冬季オリンピックで優秀な成績を収めた選手と、その選手の指導に特に貢献した指導者らに対する、文部科学大臣顕彰・表彰式が5月10日、都内のホテルで行われました。川端達夫文部科学大臣は「皆さんの活躍した姿と勇気は昨日のように鮮烈に残っています。これもたゆまぬ努力と、関係者の支援の賜物でしょう。文部科学省ではスポーツ関係予算227億円を計上し、冬季スポーツの予算も充実させていく考えです。4年後にソチで皆さんが再び感動を与えてくれることを期待しています」とあいさつ。受賞者の代表として浅田真央選手(フィギュアスケート女子シングル銀メダリスト)は、「このような栄誉ある顕彰を賜り光栄に思います。これを励みにさらなる好成績を残せるよう精進して参ります」と謝辞を述べました。
メダルを獲得した選手に対して贈られる「オリンピック競技大会優秀者顕彰」には、スピードスケートの長島圭一郎選手、小平奈緒選手、田畑真紀選手、穂積雅子選手、加藤条治選手、フィギュアスケートの浅田選手、髙橋大輔選手の計7名が、顕彰されました。
メダルを獲得した選手の指導に特に貢献した方を顕彰する「スポーツ功労者顕彰」には、スピードスケートの今村俊明監督、高村洋平コーチ、羽田雅樹コーチ、結城匡啓コーチ、フィギュアスケートの長光歌子コーチ、タチアナ・タラソワコーチの6名が選ばれました。
顕彰・表彰を受けた日本代表選手団や川端文部科学大臣(アフロスポーツ)
また、4位~8位に入賞した選手32名に対しては、文部科学大臣表彰が贈られました。
顕彰を受けて、長島選手は「すでに練習は始まっています。新たな目標を見つけて取り組みたいです」、加藤選手は「今度のシーズンは後半にピークを持っていくためにスロースタートする予定です」と話しました。また田畑選手は「まだ身体の調子が良く、今まで以上の記録を出せると思えたので現役続行を決めました」と宣言。髙橋選手は「(オリンピックのメダリストとして)多くの賞を頂いて光栄です。来シーズンに向けて一度休み、2011年に東京で行われる世界選手権での連覇を目指して頑張ります」とコメントしました。
またスキーモーグルで4位と健闘した上村愛子選手は「自分の中でのメダルとか勝つとかの気持ちを強くしないと、もう一度オリンピックを目指すための4年は長いです。気持ちが定まるまでゆっくりしたいです」とまだ去就を決めかねている心の内を語りました。
顕彰・表彰を受けた日本代表選手団や川端文部科学省大臣(アフロスポーツ)
冬季競技の選手らはオフシーズンに突入。それぞれの進退や来季への目標に向かって、新しいスタートを切った様子でした。
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