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トリノ2006


スキー・アルペン ALPINE

見どころ

北欧から誕生したノルディック競技に対して、アルペンはその名が示すとおり、ヨーロッパアルプスを中心に盛んになりました。競技種目は1988年のカルガリーオリンピック冬季競技大会でスーパーGが採用されて、現在、滑降(ダウンヒル)、回転(スラローム)、大回転(ジャイアントスラローム)、複合(コンビネーション)、そしてスーパーGと5種目が行われています。スピード、体力、テクニックなど、いずれも高い身体能力が要求されます。

Downhill/滑降(ダウンヒル)

最速のスピードを競う滑降は、全長3kmにも及ぶコースを1本滑ってタイムを競います。技術、体力、そしてワックス、スキーといった身体能力とマテリアルがマッチングしなければ制覇できない最も過酷で厳しい競技です。

Super-G/スーパーG

滑降の直線的スピードと、スピードの中でのターン技術を競う競技で、1本のタイムレースで競います。

Slalom/回転(スラローム)

異なるポール(旗門)セッティングのコースを2本滑って合計タイムで競います。正確なターン技術とバランス能力が問われる競技です。

Giant Slalom/大回転(ジャイアントスラローム)

異なるポール(旗門)セッティングのコースを2本の合計タイムで競います。回転と違うのは、旗門間のインターバルが長く、回転よりターン弧が大きくスピードも出ます。

Alpine Combined/アルペン複合(コンビネーション)

滑降と回転の異なる2種目を行い、合計タイムで競う。スピードとターンのオールラウンドなテクニックが要求されます。

日本代表選手

2005年スイスで行われたワールドカップ男子回転最終戦で12位に入り、ランキング14位という成績をあげ、全日本スキー連盟が定めた選考基準を満たし、代表となった佐々木明選手。ソルトレークシティーオリンピックから着々とトリノオリンピック対策を立て、金メダルのみを狙っています。


佐々木明選手

選手生命も危ぶまれるほどの大ケガから復帰した皆川賢太郎選手は2005年ワールドカップ・クラニスカゴラ大会で7位入賞、今シーズンもワールドカップ・ビーバークリーク大会で13位に入り、全日本スキー連盟が定めた選考基準をクリア。佐々木選手、皆川選手に次ぐ選手として期待されている湯浅直樹選手は、今シーズンのワールドカップ・クラニスカゴラ大会で7位入賞と好調。1月9日に代表が決定した生田康宏選手、吉岡大輔選手も上位を目指しています。


皆川賢太郎選手

湯浅直樹選手

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